VFR800Fとの楽しい日々

ひとりで車に乗るのはエコじゃない。「そうだバイクに乗ろう」
のリターンライダーです。乗りやすくカスタムとツーリングをご紹介…
と思ったのに短編おもしろドキュメントの読者が多いブログでした(T_T)

リターンはきけん?

自分自身も何度もリターンしているライダーですが、昔と違って危険なのかな?

ちょっと考えてみましょう。個人的な意見ですので、よゐこは真似しないでね。


低速走行や重心移動がぎこちないのに、その場の判断が必要なブラインドコーナーに突っ込むのは、そりゃ危険です。リターンライダーに限ったことではないんですよね(反応速度の低下を除いては)


峠ツーリングをしていると、センターラインをはみ出して突っ込んでくる方や、壁に寄り添って停止ている方と遭遇します。前者はこっちも結構ビビりますね。


リターンして毎回、自動車グセが出ると嫌だなぁ~と思うことがあります。

自動車はハンドルを切ればその方向に曲がりますが、バイクはそうと限らない乗り物なので、一回でも自動車に長く乗ると忘れてしまいやすいです。


本当は曲がれる速度域なのに曲がれない、いい動画を提供してくれている方がいらしたので、参考にさせていただきましょう。


長野ツーリング #2 妙義山 下り またCBRが…

動画を見てどう考えるかは自由ですが、自分ならどうするかを考える上で非常に貴重だと思います。


2:10のところでバイクがセンターラインを越えます。できれば自分は経験したくないですし、遭遇もしたくないですよね。でも曲がれる速度域では?と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか…見ているだけでヒヤッとします


3:00では別の車両が壁と仲良くなっています。


パニクって走行中に両足を出すシーンもありますが、きっと足の裏よりもブレーキの方が制動力があります…


要するに曲がれなければバイクは危険で当たり前ということで、リターン云々だけではないわけですね。走行中のバイクで力を使うのはクラッチとニーグリップ(スクーターでは足裏)で年齢による力の減少や性別はさほど影響しません。


通常は上体の移動でフニャーっと曲がれば大体の道路は走行できます。一方、山や知らない道、危険回避では急な旋回が必要になることもありますが、そんな重心移動では間に合いません。慌ててハンドルを切れば自動車と違って、バイクは行きたくない方に行ってしまう乗り物なのです。もちろん速度の出しすぎは一番ダメなんですが…


??と思ってしまう若いライダーもいるかと思いますので、安全なところで実験してみましょう。直進安定性が得られる速度(40~50km/hで十分です)で一瞬(早めのダブルクリック位)だけクンッっとハンドルを引いてすぐ戻してみてください(おいで と人を呼ぶようなしぐさで)。体は作用と反作用、慣性で一瞬反対側に振られます。重心はハンドルと逆に向くわけです。(そんなの無理ぃ~という方は自転車でOK)


これを応用してカーブの手前で、曲がる方向と逆にハンドルにクンッとアクションを入れてから、いつも通り重心移動してみましょう。いつもよりクイックにコーナリングできます。低速の旋回も同じです。(コーナー前にお尻をずらして走るスタイルは今回置いておいて)


逆にコーナリング中に倒しすぎたなぁと思ったときは、アクセルコントロールと同時にコーナー側にハンドルを切ると起き上がります。(方向を間違えると地面と仲良くできます)


な~んて書きましたが、これ自転車に乗っているときに知らず知らず大体の方がやっていたことなんです。でも自動車癖がつくと忘れやすいポイントでもあります。

ベテランライダーさんは無意識にやっていることで、何を今さらという所でしょうが、体が忘れている場合は一回意識的に体にしみこませないと咄嗟の行動に対処できません。

自動車で左折するときに左だけ目視しながら一瞬ハンドルを右に切ってから左に切るのは全く別次元。意味なく危険なのでマジやめてほしい。


白バイが違反者をロックオンして急旋回するとき、旋回方向の反対に一瞬ハンドルを切るのも同じことです。知人の元白バイ隊員にそれを聞いたときは「あ~単なるきっかけだよ」とだけ答えていましたけど…

リターンを推奨しますが、慌てず昔を思い出すことも必要だなぁと感じながら上達を目指して運転しています。周りに「ほら、やめておけばいいのに」と言われないためにも。

(今バイクないけど…)