VFR800Fとの楽しい日々

ひとりで車に乗るのはエコじゃない。「そうだバイクに乗ろう」
のリターンライダーです。乗りやすくカスタムとツーリングをご紹介…
と思ったのに短編おもしろドキュメントの読者が多いブログでした(T_T)

コケたくない!のにコケたい!

バイクに乗れば第一に心配なのがコケる事ですね。

でもコケるほど頑張らないと上達しないし…ちょっと複雑


僕は幸い教習所・公道でコケた事がありませんが、ここまで来たら公道では一生コケたくないなぁと思います。
周りに聞くと教習所以外で1回もコケた事がない人も多いようです。


でもコケそうになったこともないの?と言われればあります。


今回は転倒について考えてみましょう。


コケそうになった時を思い出すと


立ちゴケ
・坂道のUターンで内側が低い斜面で足が付きづらかった
・夜に道路の真ん中で停車しようとしてダンプのワダチで足が付きづらかった
・停車しようとして足をついたら砂利だった
・長距離乗りすぎて足の感覚がなくなっていた

あれ?地面がない!の図 これだけの為にまた3DCG… でも夜の旅先では結構ある。


握りゴケ
・迷い込んだ砂利道でフロントブレーキが効きすぎからの足つき不安定


走行ゴケ
・敷き詰められた工事用ゴムマット上でハンドルを切ったらマットごと動いた
・コーナリング中の濡れたマンホールに乗って滑った
・直進時、濡れた金属性グレーチングでフロントタイヤロックして滑った

・リアのパンクに気づかず走行していたら、ひくほどスライドした。


こんな感じだったと思います。結構コケる可能性はあったんですね。


これだけあって、なぜコケなかったか思い起こせば


立ちゴケ・握りゴケ時
・もともと足つきがよかった

・フロントロックさせなかった

・こらえて脚力で踏ん張った
・ハンドルの先端に持ち替えて諦めなかった


もうこれはコケた内に入りますと言われればそれまでですが、車体は傷つけてないんで、

そこは大目に見てですね…

でも足つきが悪かったり、車体が重すぎたり、踏ん張る意欲が少なければ確実に車体は地を這ってました。


シート高が低いハーレーで立ちごけしている方が多い事に気づき、意外に感じました。

中には立ちごけ骨折した方も…しかも複雑骨折て…


ではバイクでコケた事はないかと言われれば、い~っぱいあります。


モトクロスを始めた頃、むしろコケ方を習いました。
最初は停止状態で、どの位まで倒して復帰できなくなるか、脚力の確認から始まりました。
小学4年生の頃は身長も小さく、YZ80でさえ直立して足をつくことができず、常に腰をずらして斜め立ち。そこからさらに倒すのですが途中で耐えられずガシャン!足が挟まれ体もコテッとなる、一人ではどうする事もできない嫌なパターンです。


次に同じように「もう無理!」という所から車体が倒れることは諦め、体が挟まれない様に耐えつつ足をずらしながら倒す練習しました。


最後は車体は諦めつつも、できるだけゆっくり転倒させる練習をしました。


他にも転倒後ライン上から離れて後ろに合図する練習など、簡単に書きましたが何十回もやるわけです。


小学生でも高学年になれば乗ったまま車体を起こす事が出来るようになるため、重さによる転倒は少なくなりました。


今は信号待ちで後ろに誰もいないとき、車体を左右交互に倒して足を鍛えつつ、どこまで耐えられるか限界を探っています。


さらに走行中の転倒の訓練もありました。


まずは直線を走りながら、コケろと言うのです。これって逆に難しくってコケれないわけですよ。相当フロントロックさせてから重心をずらすか、急ハンドルを切らない限りコケられなかったのです。ここでコケることの難しさを知らされました。


でもコーナリング中は結構簡単にコケられました
ダートでは滑り始めてバランスが取れないとすぐ転倒します。ハンドル・重心移動・アクセル・ブレーキコントロールを協調させないと走れないわけで、しかも滑りやすさは刻一刻変化する路面です。当時の段階で完全にマスターする事が出来なかったので、コケなくなることはありませんでしたが、今でもこの感覚って衰えても多少は体に残っているんですね。


現在、雨のマンホールで多少滑ってもブレーキに触れず「おぉ~滑った~。気をつけなきゃ」で済むのは当時のおかげかなと考えています。


ジャンプ後の着地ゴケの対策は今では何の役にも立っていませんし、やろうとも思いません。


公道には滑りやすい場所は色々あり、特に僕が嫌いなのは山道にある古いトンネルです。

小石をコンクリートで固めたキラキラ光る綺麗な路面、かつ新鮮な湧き水で濡れ、狭いため対向車が近く、平日には大きなダンプがすれ違う所は特に大嫌いです。

後続車と対向車が居ないタイミングでリアブレーキテストして滑りやすさを確認しながら走行するほどビビりです。


さらにセパハンだと結構限度があるので、バーハンドル化させて傾きを少な目にリーンインしやすくした感じです。


でもね、この前雨でリアが滑ったときにTCSが効いていきなりアクセルが無視される機構が働くわけです。
逆にドキッとさせられますが、これに慣れないといけないわけで、体に学習する余力があるのか不安です…


無理をしないのが一番で、常に貞子以外の誰かを乗せているつもりで運転します。

でも機会があったらまたオフロードでコケまくりたいなと思う、今日この頃でした。