VFR800Fとの楽しい日々

ひとりで車に乗るのはエコじゃない。「そうだバイクに乗ろう」
のリターンライダーです。乗りやすくカスタムとツーリングをご紹介…
と思ったのに短編おもしろドキュメントの読者が多いブログでした(T_T)

バイクの挙動って?①

このブログはリターンライダーの経験等を書かせて頂いておりますが、結構ビギナーライダーにも参考になると教えていただきました。
ショッピングも僕みたいに買ったはいいけどお蔵入りは少ない方がいいですからね。


先日某ブログにお邪魔させていただいたときに、下り坂の話題がありました。確かにバイクの挙動を理解するのに、体の張りすぎは危険という事は誰でも共通なので、ちょっとした対策を考えてみましょう。


なんでも物事の傾向を考える場合は、いったん極端な例を想像すると答えが見つかりやすいものです。


今回は下り坂のブレーキングを考えてみましょう。


下り坂で優先するのはフロント?リア?どちらのブレーキ?


という事で、まぁ挑戦しないであろう下り45度の傾斜をCGで見てみましょう。
極端でしょ?


この絵でブレーキをしたと考える場合、タイヤを急に手でつまむとイメージしましょう。
リアをつまめばバッグをぶら下げているように安定して、ちょっと振っても大丈夫そうですよね。
逆にフロントをつまんだら?
安定せず車体が左右にブルブル震えるかもしれませんね。最悪…



きゃ~ かっこいい~(*^▽^*)ジャックナイフ~とは思わないですよね。思っちゃう?
リアが優先というのはこういう意味です。(フロントも使いますよ)

こうならないまでもフロント強めにすれば、リアは浮く傾向があるのでリアブレーキはなおさら効きづらくなります。タイヤはゴム製品なので消しゴムを想像してみてください。力を入れるのと入れないのではどちらが機能するのかと…


下りでパニック起こして両足離してフロントのみのブレーキをすれば危険だと想像できると思います。


その理論で行くと、下りの直線もトラクションをかけた方がいいとなります。
(トラクション?だめだめ ルーキー対策もあったんだ。)
要はタイヤは擦っていた方が安定するので、直進時はちょっとだけでもアクセルオンにしておくか、エンジンブレーキで路面に摩擦を与えた方が安定します。だから下りは3速!とか決め付けるのではなく、斜面に合わせてそれができるギアを選ぶわけです。
燃費走行~といいながら、クラッチ切って惰性で下りるのは自信が付くまで控えましょう。ましてやクラッチ切って惰性でコーナーなんてルーキーは特に止めましょうという事です。


という風に極端に考えると何が正しいか、どういう状況に置かれているかが想像しやすくなり、より良い選択ができると思います。


何かこれシリーズ化してみたいと思います。極端シリーズね。